2018年08月14日

レッツ番線、カモン荒縄!!

8月14日(火)天気晴れ


父の四十九日は、お盆至近なため前倒しで、
5日につつがなく済ませることができた。
新しい位牌は、夫婦連名にしてもらった。
通夜、告別式に続いて、あの真言宗の歌うようなお経を、
うちの(←檀家でもないのだが)お坊さまはまたしても、
あのテノールな美声で拝んで下さった。合掌。
お風呂場ロビン.jpeg

そして慎ましく迎えた新盆。
無人の実家に、3日間通って待機(汗)。
まぁ誰が訪ねてくるわけでもないんだけど、
せっかくお墓から父母を提灯ともして連れ帰ってきたので、
仏壇の前でパソコン広げて、いろいろ内職して過ごす。

水回りが半死半生な実家には、泊まることはできず。
16年前に母が亡くなった時に、
父が超絶ハイパーな「禁じられた遊び」に傾倒してしまい、
地域の習慣や宗派を一切無視した豪勢な盆しつらえグッズを、
とりあえず全部出してみて、片っ端から組み立てる。
ついに発見できない部品多々で、
一番肝心な門前に立てる提灯とか出せずじまい。
仏間にありったけの提灯ともして、
花は生だろーが作りもんだろーが並べて、
父の好きだった甘い菓子、母の好きだった煎餅系、
きゅうりの馬とナスの牛。
あっつい季節に、毎年こうして、
父は一人ぼっちで母のために盆しつらえを続けていたのかと、
今さらながら、その孤独と寂しさに胸が痛む。
こんなこと、家族でわいわいやるからいいんじゃんね。
たった一人で汗だくでガタガタ片付けものする虚しさといったら。

それもこれも、義理兄の父(姉の夫のお父さん)が倒れ、
ただでさえうちの父の急逝から、自分ちの引越しまで重なって、
フラフラになっていた姉がさらにてんてこまいになってしまい、
父の新盆は次女の私一人に委ねられてしまったから。
仕方ない。
生きてる人間の方が優先だ。
だから、できるだけをかろうじて。
ショボいお盆になっちゃって、ごめんね父母よ。
親の新盆だからと、きっちり3日間も夏休みをくれた職場にも、
そりゃあもう感謝カンゲキよ(爆)。
休み明け、酷暑が続こうがお盆疲れが残ろうが、
再びお仕事バリバリ頑張らにゃー、
草場の陰の父母は安心できまいからのぅ。

と、多忙を極める姉を他人事のように静観しているが、
かくいう私も再び、いや三たび? 正確には四たび、
この実家に帰り咲くことがほぼ確定してきた。
駅前の土地家屋調査士さんの事務所へ出かけ、
奇跡的に発見できた父の不動産登記書類を見てもらい、
父が遺した実家の家屋敷と土地の評価額を教えてもらった。
ざっと見積もって、恥ずかしいほど激安だった(笑)。
そして超わずかな山林2か所も、絵に描いたような二束三文だった。
不動産に父の預貯金や生命保険を全て合算しても、
いわゆる「相続税」とやらにはハシにもボウにも、
ツマヨウジにすら引っかからない金額であった。
これで、姉とは無事これといってモメることなく、
仲良く細々と山分けの儀を執り行うことができそうだ。
問題は、半ゴミ屋敷化しかかったアバラ家のリフォーム。
実際に私が住めるようになるのは、1年後くらいかなぁ…(汗)。

課題が山積していても、
人生の転機が訪れて、新生活が始まると思うと、
それなりにワクワクしている。
また袖ケ浦から少し遠くなっちまうのは残念だが、
それでも私の井戸道は続く。
そう簡単には終わらないのだ。ふははははははは。
お布団牡丹.jpeg



●5月26日(土)
例によって、メーリングリストの活動報告より。
「参加者:先生、木更津のYさん、藤代さん、埼玉のKさん、流山のIさん、千葉のMさん、市原のT
みんなで.jpeg

午前
(1)万葉池から井戸元への水引きに付き、ゴミの目詰まりが原因で、ホースの給水が遮断されていた。
これを解消するため、トレイに網を張った装置を設置、給水を確保(Mさんのアイディア、100均で材料を揃えてきてくれた)。
フィルター.jpeg

(2)ベントナイト泥水の撹拌作業に付き、電動型プロペラ撹拌機を導入(Yさん、Mさん)、試験。
良好な成果を得た。
プロペラ.jpeg

なおHさん(泥水専門家)から別途、以下の連絡を受ける。
@ネバミズ(泥水)が地層に逃げて、水頭が下がると、泥水柱圧が下がり、井戸孔の崩壊の原因となる。
Aこれを防ぐため、作業終了後は、なるべく沢山のネバミズを、ネバミズダメに入れておくことが大切。

(3)ミュージアム・フェスティバルに向け、足場ヤグラ、ヒゴ車の番線、荒縄の掛け替え。
足場板の縄.jpeg

足場板の荒縄の掛けかたを、みんなにレクチャー。
番線教室.jpeg

番線の締め方は、Mさんがプロだった!
ので、改めて教わる。
締めすぎると切れちゃうのだ(汗)。
上から番線.jpeg

シノに巻きつけて締めていくのが、実は縄より難しい…。
斜めは一本取り.jpeg

番線を締めても、真ん中が緩んでるとこういうズルをする(汗)。
ちょっとズル.jpeg

斜めに交わる丸太を結わく時は、ひたすらシンプルにグルグル。
斜め縄かけ.jpeg

荒縄も、番線同様にひたすらグルグル。
斜め荒縄!.jpeg

午後
(1) 上記、ヤグラ、足場、ヒゴ車の番線、荒縄の張替えを継続し、ほぼ完了。
二本取りストック.jpeg

Yさん!.jpeg

今回は上横丸太の上を結構たくさん担当したので、
翌日は全身ガタガタの筋肉痛だった(笑)。
上横丸太の上で.jpeg

何気に、縄は最後の止め方が一番難しい。
これ、女性の方が確実に上手い。
なんでかって手が小さい=指が細いのと、
幼い頃から髪を結わくのに慣れていると、
縄も同じ要領で止められるから。
夏じゅう髪を上げている私はすぐに覚えられた数少ないワザ。
最後が難しい.jpeg

縄とタンポポ.jpeg

(2)片付けて終了」
ベントナイトはプレハブの中に収納。
雨や湿気が大敵なので、保護保護。
テルゲル保護.jpeg



大勢で、ワイワイと汗を流す。その楽しさよ。
今週も白い花.jpeg

荒縄の掛け替えは、少人数でやっていると煮詰まるので、
この日の現場のような賑わいは本当に大事。
ツツジ.jpeg

回数を重ねないとなかなか覚えられない作業かもしれないけど、
私はホムセンで細い丸太を買ってきて細いロープで十時に結わえといて、
足場丸太の模型として常に車に積んでおいて、いつでも見られるようにしたもんだ。
年に1〜2回しかやらない作業だからね。
コスモス.jpeg

いくつになっても、できなかったことができるようになるのは嬉しい。
そこに、仲間と師匠がいてくれれば、喜びは何倍にもなる。
だから続けてきたの、上総掘り。
先生!.jpeg
posted by 絵と文屋 at 18:16| Comment(0) | 足場・縄掛け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月21日

ベントナイトが百五十屯?!

父の急逝からちょうど1か月。
とは思えないほど、光陰矢の如しにも程があって、
毎日がばったばったと過ぎていく。
気づけば酷暑の続く7月も後半だ。
世間は夏休みに突入し、
私は姉とともに実家の片付けに追われて週末が終わる。
「異邦人」のムルソーよろしく、何もかもを暑さのせいにして、
帰宅後のランニングもサボりがち。
だって夜になっても外気温が30℃とかあって、
とても走り続けられないでバテてしまう。
家では、暑がってて夜が更けてしまい、
ありとあらゆる事物が片付かない。
あーあ.jpeg

で、井戸の活動報告もまだまだ5月…。
しかも自らの生誕記念日の掘削であった。
うーん、あと3年したら、
四捨五入したら100歳かー!という、
大雑把なくくりで年齢を考えれば、
1歳、2歳なんてどーでもええわ、という境地。
来年、平成が終わろうっつうご時世に、
嗚呼、昭和はますます遠くなりにけり。



●5月20日(日)天気晴れ
例によってメーリングリストの活動報告より。
「参加者:先生、木更津のYさん、藤代さん、茂原のKさん、流山のIさん、千葉のMさん、市原のT山、
Hさん(T友人)
青空.jpeg

作業内容
午前
1.ベントナイト泥水の調泥法に付き、実践講義(Hさんから指導を受ける)。
テルゲル.jpeg

H様:色々とご指導頂き、誠に有難うございました。感謝します。
ベントナイト投入.jpeg

目盛り.jpeg
竹に目盛りをふって定規にし、ネバダル(ドラム缶)内の水量を測る。

2.調泥法のベース:60リットルの水の中に6Kgのベントナイトを溶解する(10%泥水)。
だま.jpg
ベントナイトは、かなり溶けにくい。
すぐに頑張って混ぜてもダメで、
時間をおくと、少しずつ溶けていくらしい。

午後
1.万葉池から井戸元への水の供給が遮断される(ゴミによる目詰まり)。
水の供給回復作業を行った結果、井戸元への水の供給が確保できた。

2.片付けて終了」

数を数える.jpeg
木の枝で「正」の字で数を数えながら、
ベントナイトを溶かす割合をメモっておく。

結局掘れなかった.jpeg
私は夕方から取材が入っていたため、
午後2時前に早退してしまったのだが、
それと同時に、万葉植物園から引いたホースの水が出なくなり、
つまり掘削もできなくなるというトラブル発生。

吐き出す!.jpeg
どうにか、その日のうちにホースの詰まりは取れたそうだが、
足場ではスイコがけを何度かやったくらいで、
結局この日はまともな掘削作業はできなかった。

掘削の前段階で、乗り越えねばならない壁が多すぎる上総掘り。
普通に掘れるってことが、どんだけ贅沢なことなんだってことよ。
環境、状況、道具、メンバー、天候、資金。
何もかもを満たすことは、本当に難しい。
だから、今あるものを喜べ。笑え。
今しかできないことを、楽しめ。
posted by 絵と文屋 at 18:05| Comment(0) | 掘削作業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

粘土をください!

7月12日(木)天気晴れ

気づけば7月。
早過ぎる梅雨明けで、すっかり夏。
井戸ネタ満載の濃厚な5月、6月だったにも関わらず、
藤代さんは忌引きでどったんばったんしていて、
このブログはもちろん、ちばとぴ!チャンネルの更新もおあずけ。
なんと、父の死からまだたったの3週間しか経っていない。
いろいろなことがありすぎて、もう2〜3カ月経ったかのようだ。
時間の感覚が狂いつつ、取材の合間をぬって井戸の現場へ向かう。
唯一、Facebookだけは現場からリアルタイムで写真や動画をアップしているが、
すっかりたまりまくった活動報告、若干焦り気味でそろそろお出ししませんと!


●5月12日(土)
メーリングリストの活動報告(補足加筆)より。
「参加者:鶴岡先生、木更津のYさん、藤代さん、埼玉のKさん、茂原のKさん、市原のT。
ヒメジョオン越しの.jpeg

賑わう.jpeg

Yさんを中心に、掘削用のウワガマに1本目の竹ヒゴを取り付ける。
短いスイコ.jpeg

ウワガマワリツギ.jpeg

最初の竹ヒゴ.jpeg

事前に電話連絡のあった博物館隣接の古民家・S家(改修中)裏手に、
かまど用の粘土が置かれていて、それを井戸の掘削に使ってもよいというので、
みんなでS家へ。
道中、Kさんが小さなカミキリムシを捕まえた。
Kさんは昆虫博士で、小さな生きものに詳しい。
カミキリムシ.jpeg

途中の畑に、花々が咲き乱れていて、気分も浮き立つ。
畑の花.jpeg

白い花.jpeg

赤紫.jpeg

桑の実がたくさんなっていて、つまみ食いしながら足取りも軽く。
桑の実.jpeg

茅葺き屋根を葺き替え工事中の古民家、S家。
改修中のS家.jpeg

敷地内の洗い場の桶の中に、ミドリガメ。
ミドリガメ.jpeg

しかし粘土を探すも、すでに処分された後だった。
そこで、プレハブ倉庫内に保管されている土器用の粘土を使えないか、
鶴岡先生に確認してもらったが残念ながら掘削には使えないと判断。
ベントナイトが納品されるのを待つしかないわけで。

昼休み、ようやく届いた揃いの法被を試着。
(モデル・Yさん(笑)!キマってます!)
モデルYさん.jpeg

黒い帯もついてきたが、たぶん使わない。
背中は大きな井桁のマーク。
法被-senaka.jpeg

襟の文字が多いので、ちょっと位置が上すぎたか…。
紺地は日本人なら誰でも似合う?スタンダードカラー。
シンプルで、老若男女が職人に変身できる万能のデザインだ。
法被-mini.jpeg

午後は、先週濃いめに溶かしたネバミズをそのまま活かして、
引き続き掘削作業。
スイコ下ろす.jpeg

掘りまっせー.jpeg

シュモクつけた.jpeg

竹ヒゴが短くなって、顔に当たらないよう気をつけて」
顔気をつけて.jpeg

笑顔.jpeg

竹ヒゴにシュモク、という上総掘りの王道スタイルで、
ようやくちゃんとした掘削ができるようになってきた。
紫の花.jpeg

まだまだ掘削作業になれないメンバーが多いなか、
今後はベントナイトという、鶴岡先生も使ったことのない新素材で、
ネバミズを作って掘削していかなければ。
野の花.jpeg

黄色.jpeg
posted by 絵と文屋 at 17:51| Comment(0) | 掘削作業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする