2012年04月14日

マラウイそしてタンザニア

4月14日(土)天気雨

激遅だった今年の桜もすっかり葉桜化。
ためちゃいましたねー、
更新することは山ほどあったんだけど、
3月下旬はわかりやす〜く引っ越しバイトの繁忙期。
さらに普通に原稿〆切の相次ぎ(有り難や〜)、
でもしっかり井戸の現場には行ってる藤代さん。
焦って3月後半の報告から…。

●3月17日(土)
会社の出張でアフリカはマラウイに旅立ったY課長よりメールが届く。
「ちゃんとご挨拶できないまま出てきてしまい申し訳ありません。こちらは南半球で逆の気候、暑いです。これより宿舎さがし、機械の修理などをして4月中旬から119本の井戸を掘ります」
機械掘り、それも思いっきり大規模なマシンで。
とはいえ井戸掘りとしての原理は同じ。
そではく現場でY課長に会えないのは寂しいけれど、
その後、24日に誕生日お祝いメールを送ったところ、
翌日に報告の返信があった。
「こちら4月中旬掘さく開始へ向け、準備中です。地域はマラウイ首都リロングェから車で3.5時間、南西部のムワンザというところでモザンビークへの国境ゲートがすぐそこです。センスのない写真ですが、ムワンザの道(左上)、事務所兼宿舎(予定、新築約5万円/月)(左下)、ぶら下げ式ヤギ肉販売所(右上)、道端でオクラ、ピーナッツを売るおばさんたち、です。やはり段取り八分と申しますが、今が一番大変です。暑いし…」
ムワンザミニ.jpg
一足先にバカボンパパとタメになったY課長。
そう、私もその2ヶ月後には追いつく。

●3月18日(日)
テレビを観ていたらたまたま番宣が流れた。
テレビ朝日で毎年春と秋に放映しているマチャアキジャパン(以前うちの会にも掘削依頼に来た番組)で、
今回はアフリカ・タンザニアでの井戸掘りだそうだ。
恒例・日本人井戸掘り職人のおじさんが挑戦したらしい。
いつも見逃しているのでたまには生で観てみた。
前回、ネパールでの掘削は残念ながら水が出ずに終わり、
そのリベンジとして今回は見事、水を出していた。
テレビ業界の“大人の事情”は素人にはわかりかねるが、
うちの師匠に下見無しぶっつけ本番で掘ってきてくれ、
というオファーがあった時、私も打合せに同席してたが、
地形や地層など未知の外国で、
限られた時間と現地の乏しい資材だけで水を出せ、
というムチャぶり甚だしい企画だった。
とりあえず掘ってみよう!ダメでした!ゴメンなさーい!
その失敗もまた絵になるから、という制作会社の意図が、
私にはどうしても理解出来なかった。
現地の人々を糠喜びさせた挙げ句、
失敗する様を全国ネットで流すなんて、
プロの職人にとって拷問に等しくないだろうか。
充分な下見と準備無しに出来る程、国際協力って甘くない。
しかし件の井戸掘り職人さんには頭が下がった。
彼のブログを拝見させていただいたのだが、
タンザニアで水を出すという結果を残しただけでなく、
掘削前後の経緯について番組サイドに一切の不満も出さず、
ネパールでの失敗も自らの力不足、というスタンス。
高飛車な部分の全くないその姿勢には敬意を表したい。

全ての文明は水のあるところに生まれ、
水が枯渇し森林を失うと消えていった。
海外での井戸掘りに、
全く参加したのことのない私が大きなことは何も言えないが、
一緒に汗を流し鶴岡方式を学んだジャロさんの言葉は、
今も私の中にしっかりと残っているし、
井戸掘りに興味のない人にこそ伝えていきたいと思う。
「水は命です。水が無ければ何の産業も起こせず、仕事もなく、貧しいままです。だから井戸が必要なんです」
昨年放映されたNHK-BS「COOL JAPAN」の外国人出演者も、
千葉の田んぼで24時間流れっぱなしの自噴井戸を見て、
めちゃくちゃ感動していた。
灯台下暗し、なんだろうか。
水を得るための技術の尊さ、それを守る難しさが、
上総掘り発祥の地では皮肉にも理解されていない。
それに対する苛立ちが、悲しいかな、
私のモチベーションを上げ続ける。

posted by 絵と文屋 at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見学・お手伝い・他団体と交流 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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